古代のアンデス文明およびマヤ文明を研究する同好会

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芝田日本学術振興会特別研究員の発見したレリーフ

芝田日本学術振興会特別研究員ご本人提供の写真です。


■刻線多彩色壁画



2004年発掘。刻線をともなう多彩色壁画。色は赤・青・白・黒(刻線内)・ベージュ(粘土上塗りの地の色だが、一つの色として利用されたと思われる)。写真向かって右側には翼と鉤爪のある神話的人物像。左側の図像は未同定であり、蛇・歯などの部分的図像要素のみ確認。壁画全体のおおよその大きさは、幅6m(未発掘部分1mを含む)、高さ2m。


■二色ジャガー高浮き彫り(西の個体)上半身



2005年発掘。ジャガーの左半身は未発掘。粘土製。歯・牙・目の部分だけ白く塗られている。身体の各所に、下顎が無く、目が三白眼(下方に片寄る場合もあるが)になった頭が散りばめられている。レリーフ部分の全高は約 2.8m。写真はジャガーの上半身のみ。


■二色ジャガー高浮き彫り(東の個体)の尾部



2005年発掘。上述のジャガーの約80cm東側に位地する。基本的に保存状態は悪いが、尾部のみほぼ無傷で見つかった。西と東のジャガーは大きさも形もほぼ同一と思われる。下半身を除きほぼ全身を発掘できたため、ジャガーの幅が約4mと判明。


すべて同時期であり、神殿の外壁を飾っていた。

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