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2004年度10月の講師
関雄二国立民族学博物館助教授
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2004年10月の定例講座
「マチュピチュ発見物語:ビンガムはどのようにしてたどり着いたのか?」
講師:関雄二国立民族学博物館助教授
2004年10月16日(土)
東京外国語大学本郷サテライトにて
マチュピチュといえば「太陽の処女の墓地」や「インティワタナ」などいろいろと怪しげなものがある「幻の都」として知られていますが、最近の調査では、「インカの第9代皇帝パチャクティの王領」であり、インカ時代のごく典型的な遺構のひとつ、という考え方が有力だそうです。
ハイラム・ビンガムがここを発見したとき、「太陽の神殿」とか「コンドルの神殿」といったようにいろいろ名前をつけてしまいましたが、ロマンチックではあるもののそれほど根拠はないのだとか。
それでもマンコ・インカらアタワルパ以降の「新インカ帝国」の皇帝たちが拠点としていたところはまだ確定されていないそうで、"幻の都"が発見される可能性はこれからもありそうです。
アメリカでは現在、エール大学によるマチュピチュ展が各地を巡回しています。
http://www.peabody.yale.edu/exhibits/inca/
そのカタログは、関先生の紹介してくださった研究者Richard L. Burgerにより書かれていて、エール大学ピーボディ博物館のサイトからオーダーしたり、amazon.co.jpなどで購入することができそうです。
Machu Picchu: Unveiling the Mystery of the Incas
Richard L. Burger、Lucy C. Salazar著
Richard L. Burgerは現在、エール大学ピーボディ博物館の館長だそうです。
http://www.yale.edu/yibs/Burger.html
*受講には申し込みが必要です。詳しくは入会案内をご覧ください。
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