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2004年度6月の講師
大貫良夫東大名誉教授
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2004年6月の定例講座
「クントゥル・ワシ神殿の修復と保存」
講師:大貫良夫東京大学名誉教授
2004年6月19日(土)
東京外国語大学本郷サテライトにて
大貫先生は1988年からペルーのクントゥル・ワシ遺跡の発掘を始め、数々の黄金製品を含む墳墓および神殿跡を発掘。その成果は「クントゥル・ワシ神殿の発掘
―アンデス最古の黄金芸術―」という展覧会などで紹介されました。
2000年から2003年まではユネスコの日本信託基金により遺跡の保存・修復の作業が行われ、観光客が、クントゥル・ワシの見事な壁面や中央階段を見て楽しめるようになりました。
講義の前半では、大貫先生自らが撮影された発掘現場のビデオを上映。作業員1人1人の表情がわかる、生き生きとした内容でした。
後半は昨年の保存修復についてお話しくださいました。ペルーの保存修復の専門家と意見が食い違って作業が難航したことなど、大貫先生ならではのユニークなエピソードがたくさんありました。石組みをサボテンの樹液で補強するというのは地元ならではの発想のようで、一般の受講者にとっても大変興味深い話でした。
現在、クントゥル・ワシ遺跡のそばには博物館のほか宿泊所も設置され、発掘が行われていないときは、一般に開放しているそうです。
次回10月16日(土)は関雄二国立民族学博物館助教授による
「マチュピチュ発見物語:ビンガムはどのようにしてたどり着いたのか?」
*受講には申し込みが必要です。詳しくは入会案内をご覧ください。
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